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デジタル表示器|SECCボンデ鋼板 焼付塗装処理 板金加工サンプル

鉄板(SPCC、SECC、SGCC等の鋼板)の板金加工サンプルとして、表面処理に黒色(ブラック)の焼付塗装(艶有り)を施したデジタル表示器ケース試作の製作実例をご案内しています。

製品情報、板金加工内容・部品加工データの詳細、設計・加工のポイントなどをご紹介していますので、お見積もり・ご注文の際の参考にしてください。


■ デジタル表示器ケース

■ 製品サンプル写真
デジタル表示器 SECCボンデ鋼板 t1.6 焼付塗装(ブラック・艶有り)|板金加工写真
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■ 製品情報・加工データ詳細

  • 加工カテゴリー : 板金加工、試作
  • 製品名称 : デジタル表示器ケース(仮称)
  • お客様 : 企業様向け
  • 製品用途 : OA機器・周辺機器のデジタル表示パネルのケースとして使用
  • 設計者 : お客様(板金加工eyeにて若干アレンジ)
  • 加工用図面形式 : CAD作図によるFAX紙図面
  • 製品構成部品点数 : 3点(上部BOX・受け台・受け台フタ)
  • 組立方法 : ねじ止め(M3ネジ)
  • 製品概略サイズ : 382mm(W)×55mm(L)×220mm(H)
  • 素材材質・材料 : 鉄板 SECCボンデ鋼板(電気亜鉛めっき鋼板)
  • 板厚 : t1.6mm
  • 表面処理 : 焼付塗装 黒色(ブラック)ツヤ有り
  • 製作数量 : 10個
  • ブランク加工方法 : シャーリングカット(1)
  • 曲げ加工内容 : プレスブレーキ曲げ(2)
  • 曲げ加工箇所数 : 上部BOX 6箇所/受け台 6箇所/受け台フタ 3箇所
  • 絞り加工 : なし
  • 穴加工方法 : プレス抜き(セットプレス(3)、ケトバシ(4)
  • 穴加工数(上部BOX) : 2-φ10穴、2-φ20穴、4-φ6穴、11-φ3穴
  • 穴加工数(受け台) : 6-φ4穴、4-φ3.5穴、1-φ3穴
  • タップ加工数(受け台フタ) : 4-M3
  • 溶接箇所 : 溶接なし
  • 図面指示の特定寸法公差 : 特定箇所の寸法公差指示なし
  • 図面指示なき寸法公差 : 板金加工品の一般公差(JIS B 0408-B(5) 打抜き・曲げ・絞り)
  • 金型又は簡易ジグ製作の要否 :不用
  • 加工難易度 : レベル2
  • 材料費価格(材料コスト) : レベル2
  • 加工賃価格(加工コスト) : レベル3
  • 表面処理価格(表面処理コスト) : レベル2
  • トータル価格(トータルコスト) : レベル3
  • 納期 : レベル3(注文後営業日12日程度)
  • 評価(満足度) : レベル3

■ 注記(用語の説明)

注(1).シャーリングカット(シャーリング加工)
鋼板・板材を切断すること。切断の原理は、紙を切るハサミと同様。
以下のような機械で加工する。
シャーリング(右は足踏み式)
注(2).ブレスブレーキ曲げ(ベンダー加工)
鋼板・板材を曲げ加工すること。一般にV型のダイに乗せた板材をプレス加圧し、塑性変形させて任意の角度に曲げる。板金加工品の完成度は、曲げ加工の精度に拠るところが大きく、板金の基本的かつ重要な加工工程の一つ。以下のような機械で曲げ加工する。
ブレスブレーキ(ベンダー・ベンディングマシン)
注(3).セットプレス
鋼板・板材に穴などのパンチング加工を行う機械。
セットプレス
注(4).ケトバシ(足踏みプレス・フートプレス)
完全手動のプレス機械。足で蹴飛ばすことを動力とする。ごく少量試作板金等には重宝する。
ケトバシ(足踏みプレス・フートプレス)
注(5).JIS B 0408-B
金属プレス加工品(金属板を打抜き・曲げ・絞りによってプレス加工したもの)の普通寸法公差(特に図面に指示のない寸法の公差、一般公差)は、JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)に規定される等級”B級”によるという意味。各等級の普通寸法許容差は以下。
JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)の打抜き・曲げ及び絞りによってプレス加工したものの普通寸法公差(一般公差)

■ 部品構成、設計・加工のポイントなど

■ デジタル表示器ケースの部品構成

SECC(ボンデ鋼板)焼付塗装製のデジタル表示器ケースは、以下の図面のように、上部BOX(表示部)・受け台・受け台フタの3点の部品と、上部BOX(表示部)の前面にアクリル製の表示パネルを2枚重ねて固定したフロントパネルによってケース全体を構成しています。

デジタル表示器 SECCボンデ鋼板 t1.6 焼付塗装(ブラック・艶有り) 組立図面

■ 設計・加工のポイント

このデジタル表示器ケースは、OA機器やパソコンのディスプレイの上などに設置することによって、デジタル表示部が人目につきやすいようにという配慮で設計されています。

SECC(ボンデ鋼板)の表面色調

このデジタル表示器ケースには、製品の仕上げ表面処理として、黒色(ブラック)の焼付塗装を施してありますが、焼付塗装前の素材に用いているSECC(電気亜鉛めっき鋼板、通称:ボンデ鋼板)は、以下の表面色調をもつ鉄板になります。
SECC(電気亜鉛めっき鋼板、通称:ボンデ鋼板)の表面色調
【SECC(ボンデ鋼板)の表面色調】

■ 焼付塗装とは

焼付塗装とは、使用する焼付け型の塗料の指定温度で焼付け乾燥する事によって、強靭な塗膜を形成させる工業用途で広く用いられる塗装方法です。
一般の常温乾燥塗装と比べると、焼付塗装は高温で短時間で乾燥させるため、塗装中の物質にゴミなどの異物付着が少なく塗膜表面を硬化させることができることと、非常に短時間で塗料が乾燥するので、製品の発注から出荷までの時間を大幅に減らすことが出来るという特徴などがあります。

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