お見積・お問い合わせはこちらから!

ステンレスパネル(SUSパネルカバー)|ステンレス薄板 板金加工サンプル

SUS304-2Bに代表されるステンレス板の精密板金加工サンプルとして、#400研磨材と同程度の表面光沢をもつステンレス薄板 SUS304-BA材による照明器具・機器のステンレスパネル・SUSパネルカバー製作実例をご案内しています。

製品情報、板金加工内容・部品加工データの詳細、設計・加工のポイントなどをご紹介していますので、お見積もり・ご注文の際の参考にしてください。


■ ステンレスパネル(SUSパネルカバー)

■ 製品サンプル写真
ステンレスパネル(SUSパネルカバー) SUS304-BA t0.5|板金加工写真
ステンレスパネル(SUSパネルカバー) 裏表2個横並べ写真 ステンレスパネル(SUSパネルカバー) 裏表2個重ね合わせ写真
(クリックで拡大)

■ 製品情報・加工データ詳細

  • 加工カテゴリー : 精密板金加工
  • 製品名称 : ステンレスパネル・SUSパネルカバー(仮称)
  • お客様 : 企業様向け
  • 製品用途 : 特定の照明器具・機器のステンレス製パネルカバーとして利用
  • 設計者 : お客様(板金加工eyeが材質変更のご提案)
  • 加工用図面形式 : CAD作図によるDXF形式ファイル図面
  • 製品構成部品点数 : 1点
  • 組立方法 : −
  • 製品概略サイズ : 約90mm(W)×約90mm(L)×約6mm(H)
  • 素材材質・材料 : ステンレス薄板 SUS304-BA材
  • 板厚 : t0.5mm
  • 表面処理 : なし
  • 製作数量 : 30個
  • ブランク加工方法 : タレットパンチプレス(NCT)(1)
  • 曲げ加工内容: プレスブレーキ曲げ(2)(60°鈍角曲げ)
  • 曲げ加工箇所数: 4箇所
  • 絞り加工 : なし
  • 穴加工方法 : プレス抜き(タレパン(1)))
  • 穴加工数 : 2-φ2.5穴、59-φ3×11丸長穴
  • タップ加工数 : なし
  • 溶接箇所 : なし
  • 溶接後の表面処理 : −
  • 図面指示の特定寸法公差 : ±0.1mm(折り曲げ部分の幅寸法)
  • 図面指示なき寸法公差 : 板金加工品の一般公差(JIS B 0408-B(3) 打抜き・曲げ・絞り)
  • 金型又は簡易ジグ製作の要否 : 不用
  • 加工難易度 : レベル3
  • 材料費価格(材料コスト) : レベル3
  • 加工賃価格(加工コスト) : レベル3
  • 表面処理価格(表面処理コスト) : −
  • トータル価格(トータルコスト) : レベル3
  • 納期 : レベル4(注文後営業日15日以上程度)
  • 評価(満足度) : レベル5

■ 注記(用語の説明)

注(1).タレットパンチプレス(タレパン、NCT) 参考英語:Turret punch press
通称”タレパン”又は”NCT”とも言われ、板金加工に一般によく使われるプレス機械の一種。
形状の異なった多数の金型を円状または扇状の「タレット」とよばれる金型ホルダーに配置し、NC制御によって任意の金型をスライド下部に回転させ、素材の所定の位置に所定の打抜き作業ができるクランクプレス(クランク機構によってスライドを駆動するプレス)。
板金加工における薄板のブランク加工(外形や抜き穴の加工)を自動で行うことができる機械(参考写真以下)。
タレットパンチプレス(タレパン、NCT)
注(2).ブレスブレーキ曲げ(ベンダー加工)
鋼板・板材を曲げ加工すること。一般にV型のダイに乗せた板材をプレス加圧し、塑性変形させて任意の角度に曲げる。板金加工品の完成度は、曲げ加工の精度に拠るところが大きく、板金の基本的かつ重要な加工工程の一つ。以下のような機械で曲げ加工する。
ブレスブレーキ(ベンダー・ベンディングマシン)
注(3).JIS B 0408-B
金属プレス加工品(金属板を打抜き・曲げ・絞りによってプレス加工したもの)の普通寸法公差(特に図面に指示のない寸法の公差、一般公差)は、JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)に規定される等級”B級”によるという意味。各等級の普通寸法許容差は以下。
JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)の打抜き・曲げ及び絞りによってプレス加工したものの普通寸法公差(一般公差)

■ 部品構成、設計・加工のポイントなど

■ ステンレスパネルの概略図、設計・加工のポイント

ステンレスパネル(SUSパネルカバー)の概略図面は以下のようになります。(寸法等詳細は消去してあります)

このステンレスパネルは、ある照明器具・機器のパネルカバーとして利用されるものですが、使用上、極力軽量であることが重要です。
そのため、ある程度の強度を持ちつつ極力薄板が良いため、当初はステンレスばね材(SUSバネ材:SUS304-CSP)で、板厚をt0.3程度の素材で検討されていましたが、材料費及び加工費が少々高くつくことから、最終的に SUS304-BA材 の板厚 t0.5 を採用することとなりました。

また、人目に付く部品となるため外観も美しい方が良いことから、#400研磨仕上げ(※1)と同程度の素材表面光沢をもつBA材(※2)を採用しています。

(※1)#400仕上げ(#400研磨仕上げ)
2B仕上げ材を400番バフ研磨によって研磨仕上げしたもの。BA仕上げ材に似た仕上げ材として一般に流通している。BA仕上げに近い光沢をもっている。
建材、厨房用品などのステンレス材として良く利用される。
(※2)BA仕上げ
冷間圧延の後、光輝熱処理を行い、さらに軽い冷間圧延(調質圧延、スキンパス)を施した仕上げ。鏡面に近い光沢を持った仕上げ。2B仕上げに次いで一般的に流通している。
『BA』は、『Bright Annealed finish』の略。
家電製品、自動車用部品、厨房用品、意匠性が求められる部材など広く用いられる。

照明器具・機器用ステンレスパネル(SUSパネルカバー) SUS304-BA t0.5 概略図

関連ページ・参考サイト

初めてお越しの方へ
初めての方へお伝えしたいことなど。
ご注文ガイド
お見積・ご注文からお届けまでの流れに関して。
図面の書き方
図面の書き方のアドバイスや図面用紙サンプルなど。